目を肥やす

指導論

おはようございます!岡です。

本日は「目を肥やす」

武道では見取り稽古。

または、見学や観て盗めといった事を言われたことがあるかもしれません。

残念ながらほとんどの人は漫然と見ているだけです。

才能のある人はみな目が肥えています。

才能とは

見取り稽古

武道での考え方で、観て取って学べといったことです。

現代はスマホが発達してすぐに動画が撮れます。

YOUTUBEで一流の動きを観たり出来る時代です。

しかし、動画と実際に観るのでは雲泥の差があります。

それは雰囲気や息遣い、音と動画ではわからない部分が多々あるからです。

観の目を身に着けましょう。

目を肥やすとは

見る目を養うということですが、そんな指南書はありません。

ただ、安心してください。

ここに書き記します。参考までに・・・

順を追って行きましょう!

大枠を掴む目

ダンサーが得意なことで、ある程度の動きはすぐに大枠を掴んで覚えてしまいます。

最初は細かい部分に目が行かないので、大枠を掴んですぐに取り組めるということが大事です。

ほとんどの人はここで留まってしまいます。

細部を観る目

少し進んで、指先や足先などの細かい部分を観ることが出来るようになります。

指先やつま先がきれいと思えるのはある程度見えている人です。

その人の意識している細部を見抜けるようになりましょう。

内部を観る目

なぜきれいか、動きが早いかといった事がわかるようになった段階です。

武道でいうと歩法などの足の使い方。

どのような体の使い方をしているか見えるようになれば、その動きの本質がわかります。

見えない部分を観る目

その人の脱力の度合いや、力感など感覚的で数値では表せない部分を観る目です。

また、力のベクトルや繋がりなどの部分もあります。

下手な人を観る!

私がよく参考にしているのは、下手な人です。

急激に上手くなる人は必ず下手な人を良く見ています

「上手は下手の見本。下手は上手の見本。」

これはものすごく本質を表した言葉なのです。

下手な人がなぜ下手なのか説明できるようになれば、間違った動きをしなくなります。

それを知っているからこそ、すぐに自分の動きも修正できるようになるのです。

だから人に教えることは自分の上達にもつながります。

要するにこうすれば上手くいくという確実な正解を知っているということです。

まとめ

私は色んな分野でこのスキルを上げるために、人間観察を良くしています。

骨格、体の使い方からこのような筋力がついていると予想し痛めている箇所や癖を見抜きます。また、服装や細かい動きからその人の性格や趣向を読み取ろうとしています。そこまで読めてくるとその人の過去が見えてきます。虐げられてきたのか、称賛されてきたのか。

私の観る目とは動きだけでなく、その人の背景まで観ることが目的です。

だから、スマホではなく人に目を向けるようにしてみてください。

沢山の人を見ていると自分の中で統計ができてわかるようになります。

だから統計学というのは何にでも応用できる最強の学問と言われているのです。

コメント

  1. かわこ より:

    “下手な人を観る!”
    初めて知りました。

    そういえば、側宙を膝着地している子を見て、「あんな風に失敗できるんだ」とか、「こうすれば立てるんじゃないか」とか考えたりしていたら、どうしてもできなかったのがひょいとできるようになったことがありました。

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