おはようございます!岡です。
本日は「なぜ徒手格闘が発達したのか?」
前回の武術の根本的な考え方に加え成り立ちを知りましょう。
歴史を辿ると色々なことが見えてきます。
原初は武器術から
人類が誕生して木の実や草などを食べていた時代。
動物を狩ろうにも素手では中々難しい・・・
そこで群れて狩りをするようになります。その中で弓や槍などの武器が発明されます。
最初は対動物だったのです。
人々はウホウホとずっと狩りをしながら移動していたと言われています。
そこから何百年も経って、農耕を覚えて村を形成するようになります。
作物が不作で食糧危機の際には別の村へ食料を貰いに行きます。
そんなに蓄えがないので、分ける余裕がありません。結局は争いになってしまいます。
そこで色々な自治=ルールが生まれます。
武器を持っていると迎え入れてもらえないので武器は入り口で渡したりします。
日本だと侍がお殿様に謁見する際は刀は預けます。それと同じことがこの縄文や弥生時代に起こっていたのです。
素手の起こり
丸腰で敵の本陣に行ったりするので下手をするとやられたりします。
またスキを突いて親玉を殺してしまう作戦があります。
自治が生まれ、武器の携帯ができない場所が増えたから徒手格闘が考案されていったのです。
舞踊やダンス
舞踊と呼ばれるものやダンスには武術的要素が詰まっているものが存在します。
武術とダンスは力の発し方が違うだけで体の使い方が似ているのです。
現にカポエラというブラジルの格闘術は腕を鎖に繋がれた囚人がスキを見て戦って脱出するためのものでした。
普段は監視されているので格闘術の練習などできません。だから踊っているように見せて体を鍛えて練習していたのです。
舞踊も昔は女性の身分が低く、表立って練習できないので踊りに見せかけて武術の練習をしていたのです。
生き残った達人
中国の戦時中は武術の達人がアメリカの要人を暗殺しまくるという事件が起きて、中国武術の達人は軒並み殺され、武術は禁止されました。
だから、隠れて練習したりしていました。
その中でいくつか失伝してしまった武術もあるはず。
奥義や技法を失わせない為に、型を踊りのようにしたりして中に隠しました。
まとめ
時代が進み今では武器を携帯することができませんね。
だから、己を鍛えて防衛力を磨くのです。
アメリカは銃社会なので必要ないかもしれませんが・・・
武術の型には様々な使い方や用法があります。どんどん知識を付けて間違った解釈をしないように日々研鑽をしていきましょう。
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